
学術講演1
- 第2会場 市民ホール401 ZoomミーティングルームA 11:30-12:30
- 座長:上尾中央総合病院 佐々木健
- 座長:JCHO船橋中央病院 滝口泰徳
- 虚血性心疾患の治療
- 上尾中央総合病院 循環器内科
- 増田尚己
- わが国の心疾患(高血圧性のものを除く)の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は172.9万人と依然上昇している。加えて、2021年の厚生労働省人口動態統計では心疾患(高血圧性を除く)による死亡数は21.5万人と全体の15.3%を占めており、悪性新生物に次ぐ第2位である。その中で急性心筋梗塞は3.1万人、その他の虚血性心疾患は3.7万人と、心疾患の死亡数の中で虚血性心疾患の占める割合は心不全(8.9万人)に次いで多い。虚血性心疾患の対策は重要であり、エビデンスに基づく標準的治療の指標となるガイドラインも整備されている。
本セッションでは、冠動脈X線血管撮影画像の見方から、X線血管撮影室で行われている検査、虚血性心疾患の診断、最新の治療方法まで実際の症例を含め上尾中央総合病院 増田尚己医師にご講演をお願いしている。
循環器内科医が何を考え治療し、またチーム医療としてスタッフに何を求めているかを理解していただき、皆さまの検査の質向上に寄与できれば幸いである。