
フレッシャーズセミナー4
- 第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB 10:50-11:20
- 上部消化管X線検査における読影の進め方
- 埼玉県済生会川口総合病院
- 池田圭介
- 近年、消化管の検査は内視鏡に置き換わりつつある時代を迎えている。また、上部消化管X線検査の読影医不足も大きな問題となっている。消化管検査を途絶えさせることなく後世に伝承するためには、先輩方が確立した撮影法や撮影技術だけでなく読影力も身につけた技師の育成がこれからの課題である。決められた体位を手順通りとりあえず撮影しあとは読影医に任せてという受動的なスタンスから、決められた体位を撮影しつつさらに標的病変を探しながら撮るという能動的なスタンスで取り組むことが必要となってきている。そのための知識や進め方などを紹介していく。
消化管検査の未来がどう変わっていくかは、これから検査に携わる世代の技師がどう向き合っていくかに掛かっているのではないだろうか。このセミナーを通し、消化管検査に興味を持ち楽しさを感じバトンを受け継ぎ、少しでもがん発見の向上に繋がれば幸いである。