
一般演題T 一般撮影・透視・AG@
国際会議室 Zoomミーティングルーム@
9:50-10:50
- 在宅撮影における同室者を対象とした、被ばく低減に関する資料の作成
- さやま総合クリニック 放射線室
- 筆頭演者:加藤佑基
- 共同研究者:山浦良太、坂口功亮、岡田良祐、小谷野香、篠原貴紀
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- 【目的】当院では在宅医療の一環として、2022年4月より在宅ポータブル撮影が開始された。在宅撮影は院内と異なり患者家族も同室する中での撮影も行っているため、家族への不安を軽減する様な説明方法の工夫が必要だと考えた。今回線量分布図を用いた説明用資料を作成し、実際に使用したので報告する。
- 【方法】@臥位胸部撮影を想定し、20cm厚のアクリルと電離箱式サーベイメータを用いて線量分布図を作成した。胸部撮影条件(90kV 2.0mAs)を用いて、照射野中心軸から25cm間隔に測定点を設けた。また、遮蔽物の有無による影響についても調査した。 A測定結果を用いた患者家族向けの説明資料を作成し、実際に利用した。
- 【結果およびまとめ】線量分布図を用いた説明用資料は、室内にて放射線量が低くなる場所へ患者家族を誘導するのに役立つとともに、簡単ではあるが放射線業務への理解にもつながっているのだと実感している。