
一般演題T 一般撮影・透視・AG@
国際会議室 Zoomミーティングルーム@
9:50-10:50
- 頭部規格撮影におけるFPDシステム導入に向けた撮影条件の検討
- 埼玉医科大学病院 中央放射線部
- 筆頭演者:関谷 陸
- 共同研究者:山崎富雄、平野雅弥、岡本泰正、堀切直也
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- 【目的】頭部規格撮影ではCRシステムのパノラマ撮影装置を使用している。FPDシステム導入に向けてCRとFPDの評価を行い、FPDの最適条件を検証した。
- 【方法】CRとFPDにおける物理評価としてDQEを算出、視覚評価としてIQFinvを算出し後の視覚評価に用いる撮影条件を決定した。頭部ファントムを撮影しscheffeの一対比較法にて視覚評価を行った。撮影条件は90
kV,12 mAsをCRの基準条件とし、FPDでは90 kV,1、2、3、4、5 mAsとした。
- 【結果】DQEはFPDが優れていた。IQFinvは1 mAsのときCRが優れており、2、3、4、5 mAsでは有意差が認められなかった。頭部ファントムを用いた視覚評価ではFPDがすべての撮影条件でCRより優れていた。
- 【結語】本検討ではFPD90 kV、 1 mAsが最適条件であることが示唆された。