
一般演題T 一般撮影・透視・AG@
国際会議室 Zoomミーティングルーム@
9:50-10:50
- ポジショニング判定支援機能を用いた人工膝関節置換術後の膝関節側面像再撮影の検討基準について
- 三郷中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:原田美結
- 共同研究者:長坂 純、松村裕太、柳田 彩、澤田英二
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- 【目的】当院では、人工膝関節側面像は再撮影の基準を設けていない。そのため、判断は技師によってばらつきがある。ポジショニング判定支援機能positioning
iを用いて、再撮影の判断基準を設定できるか検討した。
- 【方法】2022年6月から11月までの人工膝関節置換術後の膝関節側面像を対象にpositioning iでの判定を調べ、再撮影の平均値の算出、評価を行った。術後膝関節側面像を整形外科の医師、技師を含め16名に協力してもらい、明確な基準を設定した。
- 【結果】再撮影を行ったズレの平均値は6.7mmであり、医師や技師共に4.0mm以上で再撮影が必要であると判断した。
- 【結語】再撮影の基準を明確化することで不必要な再撮影を減らし、撮影業務の効率化、患者の負担軽減と被ばく線量低減にも寄与するため、今後、当院ではpositioning iを用いて4.0mmを再撮影の判定基準とする。