
一般演題Y CT
第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB
14:50-15:30
- 上腹部骨盤CTにおける線量評価項目の検討
- 埼玉医科大学病院 中央放射線部
- 筆頭演者:白石未来
- 共同研究者:佐々木剛、戸矢雅人、遠藤真里、山崎富雄
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- 【目的】線量評価のデータ収集において、BMIを考慮した場合の有用性について検討する。
- 【方法】対象は上腹部骨盤部のCT検査を施行した標準体型の患者とした。標準体型は体重が50〜70kg、BMIが18.5<25とした。BMIの有無で線量長さ積
(DLP)とCT線量指数(CTDIvol)それぞれの相関関係と標準偏差を求めた。
- 【結果】相関関係は体重とBMIいずれも正の相関がみられたがほとんど差は見られなかった。また標準偏差はBMIありの方が良い結果となった。
- 【考察】相関関係の差が小さい理由はいずれの値も体格を表す指標の1つでしかない為だと考えられる。BMIありで標準偏差が良い理由は体型をより詳細に考慮したことが要因であると考えられる。
- 【まとめ】線量評価のデータ収集においてBMIを用いて体型を考慮した方がよりばらつきの少ないデータが得られることが示唆された。