
一般演題Y CT
第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB
14:50-15:30
- 深層学習再構成法が金属アーチファクト低減処理を用いた金属物質再構成画像に与える影響
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:中川原拓実
- 共同研究者:茂木雅和、岡澤孝則、藤井紀明
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- 【目的】フィルタ補正逆投影法(FBP)、逐次近似応用再構成法(Hybrid IR)、深層学習再構成法(DLR)を比較し、DLRが金属物質再構成画像に与える影響について明らかにする。
- 【方法】水ファントムの中央に金属球(体積:2.57cm3)を配置し、各再構成法で金属アーチファクト低減処理(MAR)を使用して画像を取得した。@得られた画像から金属球部分のVolume
renderingを作成し体積を比較した。A金属球の長軸に対してX軸、Y軸、Z軸方向にスリットを設定しプロファイルカーブを算出し比較した。
- 【結果】@FBP、Hybrid IRが7.35cm3に対してDLRは7.82cm3と6%増加した。AX、Y軸方向に形状変化はなく、Z軸方向でDLRは尾側方向に広い形状を示した。
- 【結語】金属物質再構成でDLRを用いた場合、Z軸尾側方向に影響を及ぼすことが明らかとなった。