
一般演題Y CT
第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB
14:50-15:30
- CT装置における上肢撮影の検討
- 三郷中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:牧野拓未
- 共同研究者:長坂 純、松村裕太、平形卓弥
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- 【目的】上肢の撮影で挙上不可の患者は腹部上に固定して撮影している。その際に呼吸によるアーチファクトや腹部への不要な被ばくが問題点としてあげられる。よって他に有用な撮影体位がないか検討する。
- 【方法】上肢立位撮影と三角枕を利用した撮影方法でどちらが有用か検討する。上肢立位撮影が可能な患者数を求め、次に撮影可能範囲について比較を行った。最後に上肢立位撮影と三角枕を利用した撮影を比較した。
- 【結果】昨年度上肢を下垂した患者76人に対し、上肢立位撮影が適応できそうな患者数は32人(42.1%)であった。ガントリから逆方向のポジショニングが撮影可能範囲は広く最適であった。立位撮影が患者負担の点で優位であった。
- 【考察】どちらも有用であると考えた。立位撮影は患者負担の面で優れている一方で三角枕撮影方法では立位不可の患者にも対応できる。従って患者の状態によって使い分ける必要があると考える。