
一般演題X MMG
第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB
13:50-14:30
- 乳房撮影室の空間線量分布測定
- 彩の国東大宮メディカルセンター 放射線科
- 筆頭演者:原田宥芽
- 共同研究者:中村哲子
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- 【目的】医療法などの法令遵守だけでなく、医療放射線安全確保全般にわたる取り組みとして、撮影室の線量分布の把握がある。撮影者の職業被ばく低減の目的で乳房撮影室の空間線量分布を測定したので報告する。
- 【方法】4p厚のPMMAファントムで、X線管球の垂直中心から、水平方向に前後左右50p間隔で賽の目状に、床から50p100p150pの位置で測定した。CC、右MLO、CC方向3D撮影の測定を行い、散乱線の分布をグラフ化した。
- 【結果】CCと3D撮影では高さ方向に差があり、50pの分布が少なかった。MLOは水平方向に差があり、被検者の背側で分布が減少した。
- 【考察】撮影方法毎に散乱線の少ない場所があり、要介助の場合は散乱線の少ない場所に立つ事で職業被ばくを減らせると考えた。
- 【まとめ】撮影者の職業被ばくを低減する目的で乳房撮影室の空間線量分布を測定した。自施設の撮影室の散乱線分布の特徴を可視化できた。