
一般演題W 一般撮影・透視・AGA
第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB
11:20-12:30
- グースマン撮影における周波数強調処理の視覚評価による有用性の検討
- 埼玉県済生会川口総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:伊藤涼香
- 共同研究者:関口 諒、戸澤僚太、橋将斗、森 一也、富田博信
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- 【目的】当院では妊婦の骨盤径計測にグースマン法を用いている。本研究では周波数強調処理であるアドバンスエッジ強調(AEE)が、計測点の視認性向上に有用であるか検討を行う。
- 【方法】FPDはCanon社製 CXDI-410Cを使用した。当院の標準条件で撮影したグースマン画像(AEEoff)に対してAEEを加えた画像を作成した。処理画像は3種類の強調タイプ(骨,カテーテル,微細構造)と4段階の強調効果(1,4,7,10)を組み合わせた12枚とした。各強調タイプ画像とAEEoff画像を対象とし、診療放射線技師7名により正規化順位法にて視覚評価を行った。
- 【結果】骨タイプの視認性は全ての強調効果においてAEEoffに比べ有意に高く、カテーテル、微細構造タイプでは強調効果4以上でAEEoffに比べ有意に高い結果を示した。
- 【まとめ】AEEはグースマン法における計測点の視認性向上に有用であると示唆された。