
一般演題W 一般撮影・透視・AGA
第3会場 市民ホール404 ZoomミーティングルームB
11:20-12:30
- CBCTを用いた脊椎固定術における至適フィルタ再構成処理の検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:樋口 新
- 共同研究者:大束梨子、飯干理久、中川原拓実、井田 篤、藤井紀明
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- 【目的】脊椎固定術ではスクリューの位置確認のためにCone-beamCT(CBCT)撮影を行うが目的部位の描出が不良である。そこで至適フィルタ再構成処理の検討を行った。
- 【方法】(1)水等価ファントムに脊椎固定用スクリューを配置し、撮影した画像に対し@フィルタなしA金属アーチファクト低減B:A+鮮鋭化C:A+ノイズ低減の4通りのフィルタ再構成処理を行った。画像のプロファイルカーブを作成し、微分グラフの傾きから鮮鋭性を比較。また相対アーチファクトインデックス(rel.AI)を算出した。(2)スクリュー挿入後の画像に上記処理を施し、スクリュー及び骨辺縁の視認性について正規化順位法で比較した。
- 【結果】ABの鮮鋭性が高くなりrel.AIではCが最も低値を示した。視覚評価では各評価項目でAが高い順位となった。
- 【結語】脊椎固定術における至適フィルタ再構成処理は金属アーチファクト低減処理である。