
一般演題V 安全管理・治療
第2会場 国際会議室 市民ホール401 ZoomミーティングルームA
13:50-14:40
- MRI吸着事故の経験から「事故0」に向けて
- 伊奈病院 放射線技術科
- 筆頭演者:佐々木達哉
- 共同研究者:佐々木庸浩、土岐義一
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- 【目的】病棟患者のMRI検査時に歩行器の吸着を経験した。この事例を共有し、院内におけるMRIの安全管理について、さらなる理解と吸着事故の再発防止を目指す。
- 【方法】全職員へ向けたMRI検査の安全研修をおこない、研修前後に「MRI認知度アンケート」を実施し、研修による効果と職種による認識の違いを検証していく。
- 【結果】定期的な安全研修の必要性は確認されたが、職種・部署・年齢・経験年数による理解不足や認識の違いが見られた。
- 【考察】診療放射線技師以外の職種において、MRIの危険事項ついての知識習得は業務中での優先順位が低い事が考えられる。職員全体の安全に対する知識統一が必要であると考えられた為、職種や部署に合わせた研修内容を改めて検討する必要性が示唆された。
- 【まとめ】吸着事故の当事者として、今後も患者や院内職員へ定期的な啓蒙活動をおこない、引き続き安心・安全な検査の実施、環境作りに努めていきたい。