
一般演題V 安全管理・治療
第2会場 国際会議室 市民ホール401 ZoomミーティングルームA
13:50-14:40
- 当院における放射線防護衣の品質管理方法の設定
- 伊奈病院 放射線技術科
- 筆頭演者:土居 旺
- 共同研究者:佐々木庸浩
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- 【背景】法改正により線量限度が引き下げられるなど、より適正な被ばく管理が要求されており、その為には放射線防護衣の適正な品質管理が求められる。当院では年に2回放射線防護衣の点検を実施しているが、破棄基準を設けておらず、一部損傷のある放射線防護衣を継続使用している。
- 【目的】管理方法の適正化を目的として損傷による段階的な評価基準と破棄基準を設定する。
- 【方法】模擬的に破損面積の異なる放射線防護衣と水等価ファントムを用意し、ポケット線量計を使用し実際の検査を想定した被ばく線量を測定した。
- 【結果】測定値より、当院における段階的な評価基準と破棄基準を設定した。
- 【結語】基準を設けたことにより、保有している放射線防護衣全体の損傷度合について、科内全体で認識が統一され損傷が大きくなる前に早期に使用中止の判断が行えることになった。また放射線防護衣の新規購入を検討する判断材料にも有用であると考える。