
一般演題V 安全管理・治療
第2会場 国際会議室 市民ホール401 ZoomミーティングルームA
13:50-14:40
- 個人線量計装着率改善の対策
- 彩の国東大宮メディカルセンター
- 筆頭演者:横山 楓
- 共同研究者:中村哲子、和田樹昴
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- 【目的】2021年の電離放射線障害防止規則改正により、水晶体に受ける等価線量限度が変更され、個人線量管理の関心が高まっている。当院では2021年9月より個人線量計の着用率を調査している。医師等の装着率が低いことから、装着率の改善に取り組んだので報告する。
- 【方法】1.装着率調査は、モダリティ毎に診療放射線技師が確認し抽出した。2.デジタルサイネージへの掲載や研修会、委員会を通して個人線量計着用の啓蒙を行った。3.個人線量計の着用義務に関するポスターを放射線管理区域付近に掲示した。
- 【結果】2021年9月と2022年9月の装着率を比較したところ、全体では76%から83%に変化し、医師のみでは41%から56%に上昇した。
- 【考察】継続的に啓蒙活動を行うことで装着率の上昇が認められた。啓蒙活動以外にも、個人線量計の管理方法の改善やOPE着の胸ポケットを作る案など他の要素も試みる必要があると考えられる。