
学術委員会・埼玉消化管撮影研究会共同企画
- 第2会場(Zoomミーティングルーム2) 15:00-16:00
- 座長:さいたま市民医療センター 今出克利
- 基準撮影法における透視観察手順の標準化について 初級者編
- 丸山記念総合病院
- 志田智樹
- 基準撮影法における透視観察手順の標準化について 中上級者編
- さいたま赤十字病院
- 大森正司
- 胃X線検査における撮影体位と撮影回数に関しては、基準撮影法の普及により標準化が進んでいますが、透視観察の手順については標準化されていないのが現状です。今年、DRLs2020が発表され、診断透視の部門の食道・胃・十二指腸造影(検診)のDRLは、基準空気カーマが88.5(64.9)mGy、面積空気カーマ積算値が29.1(19.5)Gy・cm2、透視時間が6 (4.4)min、撮影回数が21 (17.5)回との報告がありました。(括弧内は中央値)
透視時間における被ばく線量の影響は大きく、透視観察手順の標準化が急務だと考え、埼玉消化管撮影研究会主催による透視観察手順検討会を4回開催し、研究会の世話人を中心とした意見を取りまとめましたので、報告させていただきます。
【目的】
(1)基準撮影法における透視観察手順の標準化
(2)胃がんX線検診における被ばく線量の最適化