
大会講演
- 第1会場(Zoomミーティングルーム1) 12:20-13:20
- 座長:埼玉県立小児医療センター 田中 宏
- 医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアと診療放射線技師の業務拡大
- JART副会長
- 児玉直樹
- 厚生労働省において、医師に対して時間外労働の上限規制が適用される2024 年4 月に向けて、労働時間の短縮を着実に推進していくことにつき「医師の働き方改革に関する検討会報告書」では、労働時間短縮を強力に進めていくための具体的方向性の一つとしてタスク・シフティング/
シェアリングが挙げられた。現行制度の下でのタスク・シフティングを最大限推進しつつ、多くの医療専門職種それぞれが自らの能力を生かし、より能動的に対応できる仕組みを整えていくため、関係職能団体など30
団体からヒアリングを行い、タスク・シフト/ シェアの具体的な検討を有識者の参集を得て行う「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/ シェアの推進に関する検討会」が2019
年10 月23 日より開催されている。その後2020 年12 月11 日の第7 回検討会により終了した。今後、われわれ診療放射線技師の業務拡大にも大きく関わる内容があり、本検討会の概要と診療放射線技師の業務拡大について平易に解説する。