
一般演題U 一般撮影A
第2会場(ZoomミーティングルームA)
10:40-11:30
- 移動型X線撮影装置によるグリッドレス骨盤5方向の撮影条件の検討
- 上尾中央総合病院
- 筆頭演者:松久保桃佳
- 共同研究者: 橋川友二、上野真穂、上原雅人、木下友都、吉井 章
- 【背景目的】当院では不安定型骨盤骨折内固定術後に骨盤5方向(正面・斜位・インレット・アウトレット)撮影を行うことになった。
インレット・アウトレット撮影ではX線斜入によりグリッドのモアレが発生する為グリッドレスが望ましい、そこで本研究では骨盤撮影によるグリッドレスでの至適撮影条件を検討した。
【方法】骨盤ファントムを用い管電圧(65〜89kv)と管電流時間積(6.3〜14mAs)を変化させ撮影した画像から以下の検討を行った1)腸骨と軟部組織の画素値からコントラストとCNR算出2)
scheffeの一対比較法にて視覚評価
【結果】コントラストは低管電圧ほど高値,、CNRと視覚評価は正面・斜位で低管電圧ほど高値,、インレット・アウトレットで高管電圧ほど高値となった。
【結語】本検討では正面と斜位は65kV-14mAs、 インレット・アウトレットで77kV-10mAsが至適撮影条件であると示唆された。