
一般演題T一般撮影@
第2会場(ZoomミーティングルームA)
9:20-10:10
- Exposure Indexを用いた胸部正面撮影条件の最適化
- 社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院
- 筆頭演者:橋本環恵
- 共同研究者: 三村啓太、岡田良祐、藤井大悟、塩野谷純、間山金太郎
- 【目的】胸部正面撮影において撮影体位ごとにTarget Exposure Index(以下EIT)を設定し、撮影条件を最適化する。
【方法】立位撮影では実グリッドを使用し、臥位撮影では散乱線補正処理(Intelligent-Grid;以下IG)を使用した。当院の立位と臥位の胸部正面条件から撮影時間のみ1.6〜8msecまで変化させて胸部ファントムを撮影し、得られた画像を放射線技師11名で視覚評価をしてEITを定めた。
【結果】視覚評価の結果より立位撮影のEITは200、臥位撮影のEITは300とした。
【考察】立位撮影より臥位撮影でEITが高くなった一因として、散乱線除去システムの違いが考えられる。IGでは散乱線を直接除去していないため実グリッドを使用した場合に比べてEIが高くなったと考えられる。
【まとめ】胸部正面撮影における立位のEITと臥位のEITを設定し、臥位の撮影条件を最適化した。