
一般演題W 乳腺・透視・Angio
第2会場(ZoomミーティングルームA)
13:40-14:30
- 移動型X線透視装置を用いた股関節術中透視の画質検討
- 上尾中央総合病院
- 筆頭演者:加藤明輝
- 共同研究者: 菊地一成、菖蒲孝大、飯泉 隼、伊藤悠貴、吉井 章
- 【目的】股関節術中透視では、四肢に比べ散乱線による術者被ばくが多い。インプラントの位置決めやスクリュー挿入時の散乱線による術者被ばく低減の為、透視装置搭載の軟線除去フィルタを利用する方法がある。本研究では軟線除去フィルタを使用した画質評価を行った。
【方法】人体を模した水等価ファントム間にバーガーファントムを配置し、透視画像にてCNRを測定した。骨盤骨ファントムを正面位と軸位に設置し各フィルタ厚(0.1〜0.3mm)による透視画像を取得し、診療放射線技師10名が4ポイントスケール法を用いて視覚評価を行った。評価項目は骨頭部・大腿骨頸部・全体のコントラストとした。
【結果】フィルタが厚くなるほどCNRは低下した。視覚評価ではフィルタ無とフィルタ厚0.3mmでは軸位において有意差が認められた。
【結語】軟線除去フィルタ厚0.1o、0.2oでは、視覚的には画質を低下することなく、使用が可能である。