
一般演題W 乳腺・透視・Angio
第2会場(ZoomミーティングルームA)
13:40-14:30
- Full Field Degital Mommographyにおける乳房厚がコントラスト最適化処理に与える影響の検討
- 上尾中央総合病院
- 筆頭演者:齊藤里奈
- 共同研究者: 坂庭琴美、武田尚也、岡澤孝則、茂木雅和、吉井 章
- 【目的】コントラスト最適化処理であるPremium View(以下PV)に関する検討で、2020年に当院の坂庭らは、高濃度乳腺の乳房に有用であることを示した。しかし、乳房厚の違いによる画像の変化に関しては検討されていない。本研究は乳房厚の違いがPV処理に与える影響を明らかにすることである。
【方法】物理評価:DMQCファントムを用い、PV処理前後でのSCTF、CNR、低コントラスト検出能を算出し、比較検討。視覚評価:乳房厚が異なる臨床画像を用い、PV処理前後でのコントラスト、鮮鋭度、粒状性を評価し、比較検討。
【結果】物理評価:ファントム厚に関わらず、SCTF、低コントラスト検出能は増加、CNRは低下。視覚評価:乳房厚に関わらず、コントラスト、鮮鋭度は増加、粒状性は低下。
【結語】本研究では、厚さの違いによるPV処理への影響は見られず、検討した乳房厚においてPV処理の有用性が示唆された。