
一般演題V CT・MRI・核医学・放射線治療
第2会場(ZoomミーティングルームA)
11:40-12:20
- リストモード収集ができないPET/CT装置における至適撮像条件の検討
- 埼玉県済生会川口総合病院
- 筆頭演者:森 一也
- 共同研究者: 梶 功治、棹山孔太郎、高橋美香、富田博信
- 【目的】FDG-PETの画質評価は、リストモード収集により行うが、装置によってはリストモード収集が困難である。そこで今回、リストモード収集を用いないPET画像の第一試験を行い、当院の至適撮像条件について検討を行った。【方法】がんFDG-PET/CT撮像ガイドライン第2版に基づき、SIEMENS社製のPET/CT装置BIOGRAPH
DUO LSOにより、NEMA IECボディファントムの撮像を行った。検査枠を考慮し、収集時間は60, 120, 180 sとし、それぞれ減衰補正を行った収集条件で3回撮像を行った。また、撮像時の放射能量は、6.2,
3.2, 1.9 MBq/kg相当とし、PETquactIEにより、NEC, N10 mm, QH10 mm/N10 mm, CVbgを算出した。【結果および考察】各物理的評価の結果より、3.2
MBq/kgの180 s収集において、N10 mm, CVbgがガイドライン値を上回った。以上より、当院の至適撮像条件は3.2 MBq/kgで、120-180
s収集であると考える。