
一般演題T一般撮影@
第2会場(ZoomミーティングルームA)
9:20-10:10
- 当院の胸部臥位撮影における散乱線補正強度の設定
- 社会医療法人財団 石心会 埼玉石心会病院
- 筆頭演者:三浦啓夢
- 共同研究者: 三村啓太、岡田良祐、藤井大悟、塩野谷純、間山金太郎
- 【目的】胸部臥位撮影における散乱線補正処理(Intelligent-Grid;以下、IG)使用時の至適補正強度を設定する。
【方法】撮影条件は当院の胸部正面臥位条件としIGの補正強度を7段階に変化させたものと、実グリッド(以下、RG)で撮影した。胸部ファントムの肺野、肺尖部、心陰影に模擬腫瘤を配置した画像と排除した画像から差分画像を得た。差分画像を用いてコントラスト値及びCNRを求めた。さらに放射線技師11名で視覚評価を行った。
【結果】肺野において補正強度を強くするほどコントラスト値は高くなりCNRは低くなった。またコントラスト値はRGよりIGの方が高く、CNRはIGの補正強度-1の時がRGと最も近くなった。視覚評価ではRGの画像に最も印象が近くなるIGの補正強度は-1となった。
【結語】胸部臥位撮影におけるIGの補正強度を-1にする事で、RGの画像に画像の印象を近づけることが出来た。