
一般演題U 第2会場
(ZoomミーティングルームA)9:50_10:30
- 乳房撮影におけるコントラスト最適化ソフトウェアの有用性の検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:坂庭琴美
- 共同研究者:根岸彩未,茂木奈月,飯島 竜,佐々木学,中村哲子
- 【目的】当院で使用している乳房撮影装置は、コントラスト最適化ソフトウェアであるPremium View(以下PV)を搭載している。PV処理は、乳腺・腫瘤・石灰化の描出を強調し、乳腺と脂肪層間のコントラストを向上させる画像処理である。本研究は、PV処理の基礎特性を理解すると共に、処理前後の画質の比較を行い、臨床画像に有用であるか検討した。
【方法】@ACR推奨ファントムによる基礎検討:模擬病変の描出の変化を点数化し視覚評価A臨床画像による検討:1)PV未処理画像とPV処理画像のプロットプロファイルを比較2)視覚評価により乳腺濃度が異なる正常乳房と病変部に対する比較
【結果】PV処理を使用することで乳腺外コントラストが向上した。また、乳腺濃度が高いほどPV処理の効果が認められた。
【結語】乳腺外コントラストが向上し、組織分解能の向上が認められたためPV処理は臨床画像に有用であることが示唆された。