
一般演題U 第2会場
(ZoomミーティングルームA)9:50_10:30
- 圧縮センシング使用時におけるSNR測定法の比較
- 埼玉県済生会栗橋病院 放射線技術科
- 筆頭演者:安藤太希
- 共同研究者:渡邉城大,栗田幸喜
- 【目的】圧縮センシング技術 (CS) の画質評価報告も散見されるが信号雑音比 (SNR) は用いる測定法により結果が異なる可能性がある。今回、代表的なSNR測定法についてCSのパラメータを変化させSNRを比較し、使用する測定法を決定することである。
【方法】Titan
3T (Canon社製) を使用しPVAファントム(90-401型)を撮像し、差分マップ法・空中雑音法・同一関心領域法・差分法を用いてSNRを測定した。CS数は1~4,
正則化係数 (λ´)は0.5~2.0と変化させた。
【結果】差分マップ法と差分法では、CS1でλ´を変化させてもSNRに有意差は生じなかった。λ´:2.0のSNRは高い順に、差分マップ法:CS4,3,2
空中雑音法:CS 3,2,4 同一関心領域法:CS2,3,4 差分法:CS3,4,2であった。
【結語】SNRについて比較した。検討した測定法の中では差分マップ法を用いるのが適していることが示唆された。