
一般演題T 第2会場
(ZoomミーティングルームA)9:00_9:40
- 当院における手指消毒実施率向上の試み
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:市川 暁
- 共同研究者:浦谷禎崇,井田篤,内田瑛基,吉澤俊佑
- 【目的】診療放射線技師は患者に直接触れる機会が多く、 感染予防の知識が必要である。しかし、継続した教育の場は限られ、現状では不十分と考えた。そこで手指消毒実施率・感染予防に対する知識の現状を把握し、勉強会と啓蒙活動により両者を向上可能か検討した。
【方法】@手指消毒回数を測定するカウンタを速乾性手指消毒剤に装着し、各一般撮影室に設置した。手指消毒回数と検査数を2週間調査し、手指消毒実施率を求め、手指消毒に関する試験を実施した。A勉強会を行い、再度試験を実施した。また、各一般撮影室に日毎の手指消毒実施率を掲示しながら、2週間再調査した。
【結果】手指消毒実施率及び確認試験正答率は勉強会実施後に有意に向上した。
【考察】勉強会を通じて手指消毒の適切な使用方法や有用性を個々が理解し、啓蒙活動により手指消毒実施率が向上した。
【まとめ】勉強会と啓蒙活動により、感染予防に対する知識・手指消毒実施率が向上した。