
- 2Dマンモグラフィ・トモシンセシスの視覚的評価と臨床画像でのカテゴリー変化
- 1)日本医療科学大学 保健医療学部 診療放射線学科 2)富士宮市立病院
- 筆頭演者:中村のあ1)
- 共同研究者: 齋藤享子1)、小川 亙1)、市川真澄1)、桑山潤1)、深澤英史2)
- 【目的】近年、デジタル技術の進歩により断層撮影を応用したトモシンセシスなどの新しい技術が増加している。そこで従来のマンモグラフィと比較してどのような特徴があるのか検討した。
【方法】トモシンセシスに搭載されているSTモードとHRモードの2種類の撮影法で撮影したACRファントム画像を視覚的評価して比較し、各試料においてどのくらい得点に違いが見られるか検討した。また、臨床画像を用いて2Dとトモシンセシスでカテゴリーに変化が見られるか比較検討した。
【結果・考察】HRモードの方が高い得点が得られたが、検査目的や内容でSTモードとHRモードを使い分けることが重要だといえる。また、臨床画像ではトモシンセシスで撮影した方が辺縁や境界がより鮮明に観察できるため、より確実な診断で乳がんの早期発見にも期待される。