
一般演題T 第2会場
(ZoomミーティングルームA)9:00_9:40
- 131Iにおける骨SPECT/CT定量解析ソフトウェアを用いたSPECT/CT定量化の検討
- 埼玉県立がんセンター 放射線技術部
- 筆頭演者:菅野みかり
- 共同研究者: 藤井紀行,山口 明,松田一秀,腰塚慎二
- 【目的】骨SPECT/CT定量解析ソフトウェア(以下GI-BONE)は汎用SPECT/CT装置における骨SPECT画像を定量評価する解析ソフトである。しかし、核種の異なるSPECT画像においては、まだその正確性は十分に検討されていない。今回、131Iのファントムを用いた基礎的検討及び131Iによる内用療法時に得られた臨床画像より、GI-BONEの131Iにおける定量評価について検討したので報告する。
【方法】NEMA-BODY ファントムの直径10mm〜37mm球体に131I溶液0.9MBq/mlを注入し、作成したファントムを8から9日間隔で画像収集した。GI-BONEを用いて各球体のSUVを測定し理論値と比較した。また、臨床画像(26例)におけるSTATIC画像から得られたヨード摂取率とSUVを部位別に比較した。
【結果】臨床画像におけるヨード摂取率とSUVは相関係数0.960とほぼ完全な正の相関関係を示した。また、部位別では、肺野で相関係数0.978、頸部で0.930と肺野においてより強い相関関係が認められた。ファントムを用いた基礎的検討結果の詳細は学術大会で報告する。