
一般演題X 第2会場
(ZoomミーティングルームA)14:50_15:20
- 高体厚部位撮影におけるノイズ抑制処理の検討
- 上尾中央総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:新井かおり
- 共同研究者:上原雅人,石田隼斗,根岸亮平,茂木雅和
- 【目的】高体厚部位では、線量不足によりノイズが目立ち視認性が低下することがある。画質を改善する方法としてノイズ抑制処理を用いる方法がある。本検討ではノイズ抑制処理のパラメータであるFFCの違いが画質に与える影響を検討した。
【方法】@35cm厚の水等価ファントムを用いて画像を取得しFFC(B、C、D、E、G)5種類に対し実効NPSを算出 A @の中央にバーガーファントムを挟んで画像を取得し、同条件の処理画像に対してノイズ、コントラストを測定しCNRを算出B視覚評価として正規化順位法にてノイズ、コントラスト、鮮鋭度を評価
【結果】どの処理も実効NPSが低下し、B以外でCNRが上昇した。視覚評価はノイズの項目でDが良好となった。
【考察】物理評価と視覚評価より、Dによりノイズが低減できることから、高体厚部位を撮影した場合や撮影線量不足でノイズが目立つ場合にDを用いることでノイズ低減が可能と考えた。