
一般演題W 第2会場
(ZoomミーティングルームA)13:50_14:40
- 手術室スタッフへの被ばく防護指導と意識調査
- 石心会埼玉石心会病院 放射線部
- 筆頭演者:岡本拓己
- 共同研究者:吉野 冬馬,清水大輔,伊藤寿哉,塩野谷純,間山金太郎
- 【目的】今回ハイブリッドオペ室を含む、術中透視を使用する部屋での線量分布を作成した。それを機会にスタッフに対し、線量分布の啓蒙活動を含む被ばく防護に関する勉強会を開催した。勉強会前後の被ばく防護に対するスタッフの意識変化を調査する。
【方法】調査対象は勉強会を受講したオペ室看護師23名、麻酔科医師5名とした。被ばく防護についてのアンケート調査を行い、回答は5段階評価とした。得られた結果より勉強会前後での回答を比較し、意識改善が得られたか調査した。
【結果】被ばく防護に対してスタッフの意識が向上している結果がみられた。実際に防護板の有効活用や防護眼鏡を着用するスタッフも増加した。
【結語】スタッフ自身の被ばく防護に対する意識は高いが、放射線に関しての基礎知識が不十分であった。勉強会を開催したことで放射線に関しての正しい知識を習得するとともに被ばく防護に対する意識向上が図れたと考える。