
一般演題W 第2会場
(ZoomミーティングルームA)13:50_14:40
- 移動型透視用エックス線装置における空間線量分布の把握
- 埼玉県済生会川口総合病院 放射線技術科
- 筆頭演者:前田祐佳
- 共同研究者:土田拓治,森健一,富田博信
- 【目的】オペ室業務で使用されている移動型透視用エックス線装置における術者の放射線被ばくの把握を目的とし,空間線量分布を測定したので報告する.
【方法】OEC9900 Elite(GE社製;以下Cアーム)における腰椎術中体位の腹臥位と側臥位の正面透視を想定し,厚さ20 cmのPMMAに対して透視条件 85 kV,3.5 【目的】オペ室業務で使用されている移動型透視用エックス線装置における術者の放射線被ばくの把握を目的とし、空間線量分布を測定したので報告する。
【方法】OEC9900 Elite(GE社製;以下Cアーム)における腰椎術中体位の腹臥位と側臥位の正面透視を想定し、厚さ20 cmのPMMAに対して透視条件 85 kV、3.5 mAで空間線量分布を測定した。X線照射中心より200cm範囲を、間隔50 cmで測定した。また、床面からの測定位置の高さを100 cmおよび150 cmとした。
【結果】腹臥位では照射方向に対し空間線線量平面分布は照射中心より正対称に減少していった。また、側臥位ではX線検出部側よりもX線管側がより高いという傾向が見られた。次に、空間線量分布測定ポイントの高さを変えた場合,高さ100cmの方が高い値であった。
【まとめ】空間線量分布図を作成することにより、Cアームの術者の被ばく状況を把握できた。