
一般演題V 第2会場
(ZoomミーティングルームA)10:40_11:30
- 自由呼吸下における胸部高速撮影の有用性
- 石心会埼玉石心会病院 放射線部
- 筆頭演者:佐藤斐紗穂
- 共同研究者:望月 淳志,邨井優大,伊藤寿哉,間山金太郎,塩野谷純
- 【目的】高速撮影(Turbo Flash Spiral)による自由呼吸下胸部CTと通常胸部CTとの画質の比較・検討を行う。
【方法】@ 通常ルーチンを基準として高速撮影のピッチを変化させMTF、CNR、実行スライス厚、ウィンドミルアーチファクトについて検討した。A 高速撮影と通常ルーチンで撮影した画像において視覚評価を行った。B 平均SDとDLPを比較した。
【結果】@ 以下の結果によりピッチは2.5に変更した。MTF 、ウィンドミルアーチファクトはピッチによる差はなかった。CNRはピッチが上がるにつれ若干低下した。実効スライス厚はピッチ3.0以外大きな差はなかった。A 視覚評価は高速撮影において優位に高かった。B 通常ルーチンと比べ高速撮影のDLPは約25%減少した。平均SDに有意差は見られなかった。
【結語】高速撮影は通常ルーチンに比べ75%の線量で且つモーションアーチファクトを低減した。