
一般演題V 第2会場
(ZoomミーティングルームA)10:40_11:30
- Cone Beam CTの撮影方法による画質向上の検討
- 石心会埼玉石心会病院 放射線部
- 筆頭演者:田中果歩
- 共同研究者:中根寛人,清水大輔,間山金太郎,塩野谷純,伊藤寿哉
- 【目的】当院のCone Beam CT(以下CBCT)にはプロペラ撮影(A)とロール撮影(B)があり、画質や線量が異なる。またCBCT撮影時に鉛シャッターを挿入することで画質の向上が予想される。今回A・Bの画質・線量評価の比較と、鉛シャッター挿入による画質・線量評価を検討した。
【方法】@ A・Bにてファントムを撮影し、MTF・SD・CNRを比較した。A CBCT撮影時に鉛シャッターを挿入し、MTF・CNRを比較した。
【結果】@ AよりもBの方がSDは低く、CNR、吸収線量は高くなった。MTFに差はなかった。A 鉛シャッターを挿入するとCNRは上昇したが、MTFは変化しなかった。撮影条件は変化せず、面積線量は低下した。
【結語】Bの撮影収集時間が長いためSDが減りCNRは向上した。鉛シャッターは挿入するほど画質が向上し、被ばく線量の増加はない。