
一般演題V 第2会場
(ZoomミーティングルームA)10:40_11:30
- VBA[Visual Basic for Applications]を用いた、当院CT検査線量管理の開発
- 国立障害者リハビリテーションセンター病院
- 筆頭演者:肥沼武司
- 共同研究者:吉田 敦,鈴木美紀
- 【目的】医療法施行規則の改正に伴い、当院のCT線量管理について検討した。うち記録ついてはシステムを自作、一部作業を自動化し、解析結果の表示までを目的とした。
【方法】1)ファントム撮影データを使用。線量データの形式・構造・転送環境を確認。2)線量情報を表計算ソフトに取り込み、VBAを用いてDLPなど数値を抽出。3)抽出情報をデータベースとして蓄積。
【結果】当院のCT線量データはDose Reportとして自動生成。形式はdicomSR・HTML・XML・PDFに変換可能。取り込みはPACS送信不可だが、CDに書き込むことで解消。データ構造は各枠が固定であり、セルの指定でデータを抽出・整理して解析表示を行えた。
【考察】開発は自施設の通信環境とデータ構造を理解することで可能だが、他施設での利用はRDSRの表示が異なる場合カスタマイズが必要。また登録作業は1件ずつだが、検査数が少ない施設であれば運用可能。今後、撮影線量の適正化に解析結果を有効活用したい。