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乳がん検診について

公益社団法人埼玉県診療放射線技師会

 マンモグラフィ検診が導入されて、近年、乳がん検診に関する問題検証がされています。検診から得られる利益だけでなく、過剰診断による検診の不利益や高濃度乳房に関する問題が議論されるようになりました。高濃度乳房ほどマンモグラフィ検診の感度が低いという報告もあり新聞などで取り上げられたことで話題が高まっています。2017年4月に乳癌関連学会から「高濃度乳房に対する提言」が出されましたが議論は今も続いており、埼玉でも議論されています。
 乳がん検診に関わる様々な問題について話し合いことを目的として、2017年4月「埼玉乳がん検診検討会(代表:埼玉医科大学総合医療センターブレストケア科 矢形 寛教授)」が発足しました。構成メンバーは医師、診療放射線技師、臨床検査技師、行政関係者、患者団体で、まずは高濃度乳房に関する問題について話し合われました。
 高濃度乳房ほどマンモグラフィ検診の感度が低いという問題以前にマンモグラフィ検診では必ずしも全ての乳がんが発見できるわけではなく疑陽性や偽陰性は一定の割合で発生します。さらに、高濃度乳房は体質であり疾病を意味するものではありません。また、医療者側の問題として高濃度乳房の判定基準をどう設定するのかが議論されているところです。これらの情報を正確に受信者へ伝える必要があり、統一した見解が必要になるだけでなく、その見解を医師のみならず、乳がん検診に関わるメディカルスタッフ全員が同じ認識を共有しなければなりません。受診者は医師に聞けなかったことを撮影者である診療放射線技師に聞くことは少なくないからです。

 今回、埼玉乳がん検診検討会において受診者を対象とした乳がん検診に関する説明文を作成しました。以下よりダウンロードしていただき各ご施設でご利用ください。

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