平成24年度関東甲信越診療放射線技師学術大会開催にあたって

 

平成24年度関東甲信越診療放射線技師学術大会

大会長 神山 辰彦

(社団法人 栃木県放射線技師会会長)

 

 

平成24年度関東甲信越診療放射線技師学術大会を平成24106日(土)〜7日(日)の2日間、栃木県宇都宮市にある栃木県総合文化センターおよび宇都宮東武ホテルグランデにて開催することとなりました。

 

 今年のテーマとして、『日本の今、医療界の今、そして未来へ』とさせていただきました。本大会は、深刻な経済不況と円高、医療費の削減、医療技術の急激な進展、福島第1原発による放射線被ばく、医療の質の向上、チーム医療の推進など、診療放射線技師を取り囲む日本と医療界の現状を見つめ、将来・未来に向けて、今必要なもの、足りないもの、そして学ぶべきものを見つけだし、「安心安全な医療」を提供していくための「情報の共有」および「技術の共有」の場にしていきたいと思っております。

学術大会の内容として、特別講演は、社団法人日本放射線技師会の中澤靖夫会長、教育セミナーは、@小児関連(とちぎ子ども医療センター 古川理恵子先生)A救急関連(済生会横浜市東部病院  船曳知弘先生)BAi関連(千葉大学医学部附属病院Aiセンター 山本正二先生)を企画しております。市民公開講座は、自治医科大学医療安全学教授の河野龍太郎先生、FM栃木アナウンサーの鹿島田千帆先生からご講演をいただく予定であります。シンポジウムとして、治療・核医学・単純・造影・コンピュータ断層の5部門から各県会員に発表していただき、会場を交えて討論していただく予定であります。

 

 県都の宇都宮市は、人口50万人で東京から90km、東京駅から東北新幹線で50分、スカイツリーの浅草から100分の位置にあり、おなじみの「餃子」の消費量は宇都宮市が全国1位となっております。「ジャズの街」・「カクテルの街」・「サイクリングの街」としても有名で、ホテルのレンタサイクルで市内観光をするのもよし、昼に餃子を食べ、夜はカクテルを飲み、そしてジャズを聴くというのも(アリ)だと思います。そして3連休の最後は、足を延ばして世界遺産「日光の社寺」や温泉地「鬼怒川温泉」、避暑地の「那須高原」、陶芸の里「益子」など訪れてはいかがでしょう。

 

開催時期の106日(土)〜7()3連休となりますが、前の週は日本放射線技師会の全国学術大会(名古屋市)があり、同じ週の木曜から土曜日は日本放射線技術学会の秋季学術大会が(東京)で開催されるという非常にタイトな時期の開催となってしまいました。地方都市の宇都宮市には訪れる機会が少ないと思いますので、学術的研究、職能団体の特長を生かした研究、全国大会の追加報告や若い方の登竜門として、そして学生方々も演題を登録し、是非とも宇都宮市の大会に参加していただきますよう切にお願い申し上げます。

 

最後に、1題でも多くの演題発表と一人でも多くの皆様に参加していただき、更なる研鑽を積まれますことを実行委員一同心より願っております。

平成243月吉日