放射線検査紹介


MRI検査

MRI検査とは?

 MRI(magnetic resonance imaging)は、日本語では磁気共鳴画像と呼ばれます。CT検査などのように放射線(X線)は使わず、大きな磁石と電波を使ってからだの内部の状態を検査する方法です。からだを切ったりすることなく、あらゆる方向の断面を撮影することができ、いろいろな病気の診断に有用です。

MRI検査を受ける時の注意は?

 MRI検査で使われる磁石や電波は、普通は人体への影響はありません。ただし、次のような方は検査を受けられないことがありますので、あらかじめ担当医または検査担当者にお知らせください。

 体内に脳動脈クリップや人工関節などの金属が埋め込まれている方
 心臓ペースメーカーや刺激電極などを身につけている方
 閉所恐怖症など、狭いところが苦手な方
 妊婦、または妊娠されている可能性のある方

 また、検査前には金属類(時計、アクセサリーなど)、磁気カード(キャッシュカード、定期券など)は取り外しておいて下さい。

MRIの造影剤とは?

 MRIの検査では、より詳しい検査を行うために『造影剤』を使うことがあります。造影剤は普通、静脈から注射されます。また、経口的に飲用する造影剤もあります。これらの造影剤は比較的副作用が少ない医薬品ですが、喘息(ぜんそく)にかかったことのある方、またはアレルギー体質の方は、あらかじめ担当医または検査担当者にお知らせください。

MRI検査はどのように行われるの?

 基本的に検査は寝ているだけです。木槌で木をたたくような音が聞こえて多少うるさく感じるかもしれませんが、20分程度検査台に寝ているだけで検査は終了します。また、検査中に装置の中で一人きりになることもありますが、常に検査担当者と連絡を取ることができますので、安心して検査を受けて下さい。


血管造影検査

血管造影検査とは?

 血管造影検査とは、体の中の血管(主に動脈)を写し出す検査です。血管自体は単純X線撮影では写し出せません。そこで造影剤というX線に写る(X線を通さない)薬剤を血管内に注入することにより、造影剤による血管影としてとらえることができます。それにより血管に異常(狭窄や閉塞、動脈瘤など)が有るか無いか、臓器に異常(腫瘍や出血など)が有るか無いかを観察します。

 また、この血管造影により血管自体の病変を診断するほか、血管が狭くなっている部分を広げたり、病巣(腫瘍など)に栄養を与えている血管に薬剤を注入したり、その血管を詰め血流を無くすといった治療も行います

 血管造影検査の対象となる部位は、頭部(脳血管)、胸部(心臓、大動脈)、腹部(肝臓、膵臓、腎臓)、骨盤部(子宮)、上肢、下肢の血管が多いです。

 検査は、足の付け根または腕の血管(動脈)を利用します。あらかじめ局所麻酔をして、皮膚の上から血管に針を刺し、そこからカテーテルという細い管(直径1〜2mm程度)を血管内に入れます。このカテーテルを目的の部位(血管)に進めていき造影剤を使ってその血管をX線で写し出します。検査時間は、検査部位、内容などにより異なりますが、短くて30〜40分、長い場合で2〜3時間程度です。


 検査の大半は入院して行われることが多いのですが、腕の血管からの検査の場合には外来での検査(日帰り)も可能であり、検査終了後、数時間の安静の後、帰宅することが可能です。

 また、このような血管造影検査、治療を行う際には、あらかじめ担当医師より検査目的、内容、危険性などについて十分な説明がなされますので、心配や疑問などがありましたらお尋ね下さい。


RI(核医学)検査

 RI(核医学)検査とは

 RI検査は、先ず薬を注射します。この薬は放射性同位元素というガンマ線と呼ばれる放射線を出すものを含んでいます。この薬が体内に入ると、決まった臓器や病変部に取り込まれます。このときに薬から出された微量のガンマ線を、体外から特殊なカメラを近づけて撮ります。このようにからだの内部でおこっていることを調べる検査です。

 撮影は、ベットの上に横になり、からだを動かさずに安静にしているだけです。

 調べたい臓器や病変ごとに使用する薬の種類が違ってきます。また病変の有無だけでなく各臓器のはたらきの程度をみることもできるのが大きな特徴です。

1回の検査でうける放射線量は胸のX線撮影と同程度です、叉すみやかに体外に排泄されますので心配はありません。


注腸検査

 注腸検査と言うのはお尻からバリウムと空気を入れて大腸の病変の有無を見る検査です。
 方法は、まずバリウムを入れたあとに空気を入れていきます。大腸の長さは通常の方で1.2〜1.3メートルあります。体位変換によりバリウムを大腸の一番奥、つまり大腸と小腸のつなぎ目まで運びます。そのときにお腹が張ってきますが、空気がもれないようお尻をしっかり締めてください



 次にバリウムを大腸によく付着させ撮影していきます。人によって違いますが検査時間は10〜15分ぐらいです。

 注腸検査の場合一番重要なのが前処置です、それは大腸の中を空にすると言うことです。そのため前日又は当日に下剤を服用してもらうのですがトイレに5〜10回以上行くことになるのでちょっと大変です、ただ前処置をしっかりやっておかないと良い検査ができないのでがんばって下さい
注腸検査では検査による痛みなどは伴いませんので、安心して受けて下さい

乳房X線撮影
(マンモグラフィ)

 X線を用いて半球形の乳房の全体を描出するために圧迫板とフイルム支持台という2枚の板で、薄く、平たく圧迫して上下方向や左右(又は左右斜め方向)から撮影を行う検査法で、通常は左右を比較するために両方の乳房を撮影します。

 マンモグラフィー撮影の際、衣服による影響を避け、乳腺の描出をよくするため上半身を脱衣して撮影を行います。
 撮影時間は撮影枚数にもよりますが、体位を決め、両乳房2方向の4枚を撮影するのに10〜15分かかります。

 乳房を圧迫すると多少痛みを伴いますが、圧迫することにより被ばく線量の低減(少ないX線量)、呼吸や、体動による写真のぶれ、乳腺を広く押し広げることにより乳腺内部の描出がよくなる等のメリットがあるため、マンモグラフィーにはどうしても必要となります。

 圧迫による痛みは、閉経前の人では、排卵日4日後から月経の2週間前の期間に検査を受けると少なくてすみます。


超音波検査

 人の耳では聞こえない高い周波数の音(超音波)を、からだの中にあて体内の断層面をモニターに映し出し疾患を見つける検査を超音波検査と言います。

 妊婦健診や人間ドックで行われていますのでご存知の方も多いと思います。この検査は苦痛がなく15分程度で検査が終わる受ける方にとっては大変楽な検査です。

PET検査

PETは、がんの早期発見に有効な検査です。
がん細胞はブドウ糖を大量に摂取する特性があります。PET検査は擬似ブドウ糖に陽電子放射性物質を合成した薬剤(FDG)をつくり、受診者の体内に注射で投与します。FDGはがん細胞に集まるため、検査画像はがん細胞のある箇所が光って写し出されます。そのため、がんの早期発見に威力を発揮します。
PETとはPositron Emission Tomographyの略で、日本語では「陽電子放射断層撮影」を意味します。


PETでわかるもの
・ がんの早期発見(がん存在の確認)
・ がんの性質(悪性度)診断
・ 治療効果の判定


PETによるがん診断は薬剤を取り込まれたがん細胞だけが光るため、それがどの臓器にあるか分かり難い場合があります。そのため臓器の形状を撮影できるCT装置とPETを一つに組み合せた装置(PET/CT装置)もあります。

骨密度測定


 骨密度の測定にはX線や超音波などを用いたいろいろな方法があります。
測定する部分も腰椎、橈骨(腕の骨)、大腿骨頚部、踵骨、中手骨(指の骨)などさまざまです。DXA(デキサ・二重エネルギーX線吸収法)と呼ばれるX線で測定する方法は、2種類のX線を骨にあてて、X線の吸収率から骨量を測定する方法で、腰椎や大腿骨の海綿骨や、手首などを測定します。骨量変化が海綿骨に現れやすい若い女性や、閉経直後の女性にも適した測定方法で、病院などで広く精密検査に用いられています。




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